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2000年の空の瞬く冬の夜に
僕らは背中合わせで
大きな三角を眺めていた。
シリウス、プロキオン、べテルギウス、と目で追うと、
瑠璃子さんが見えないと言うから、
僕はくるりと入れ替わった。
シリウス、プロキオン、べテルギウス、
瑠璃子さんも目で追いかけているのが
背中越しに分かる。
四つの目があれば、見えないものはないだろう。
表と裏、嘘と真実、
僕が見失った日常は瑠璃子さんが見ていて、
瑠璃子さんの日常を、僕が見ているのだろう。
僕らが失うものはなく、
ただ全てを分かち続けてゆく。
そんな屋上の時間に、
永遠の、欠片がある。
fin .
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